本事業では広く不特定からの寄付を募っておりません。
川村 摩那
本事業は、現代美術作家・川村摩那が京都を拠点に行う文学リサーチを基盤とし、絵画作品の制作と小説執筆、さらにそれらを発表を行うものです。
川村は、自身で書いた詩や散文、日本の近代文学作品などをもとに、文章の中に立ち現れる情景や文字そのものをモチーフにした絵画を制作しています。
本事業では、明治期の小説家・森鴎外とその周辺作家の作品を中心に、鴎外の生涯や思想、作品の舞台背景などを調査対象とし、得られた言葉や場面を再構成して絵画と小説を制作します。調査は京都市内に加え、東京都内の文学館や資料館でも行います。完成した絵画と小説は京都市内での展覧会にて公開し、文学と美術の新たな関係性を探ります。
【リサーチ・制作】
2025年9月~2026年3月
【展示】
2025年10月(第1回)
11~12月(第2回)
2026年3月(第3回)
京都ゆかりの文学を調査し得た知識を元に絵画作品や小説を制作し発表することで、歴史的文化資源を新たな視点で発信します。市内3回の展示を通じ、市民に開かれた鑑賞機会を提供し、文化理解と創作への関心を高めます。
本事業で得た文学リサーチと作品は今後の制作基盤となります。京都を拠点に継続的に発表し、他地域や海外での展示・交流にも発展させ、文学と美術を横断する活動を広げていきます。