本事業では広く不特定からの寄付を募っておりません。
今西 真也
京都市内のアトリエを拠点に、現在取り組んでいる絵画、立体作品の制作と新作の制作を進めるとともに、ギャラリーにてその成果を発表します。
東洋哲学を制作の基盤に据える私にとって、伝統と革新が共存する京都は、思想と表現の両面で深く響き合う場所です。学生時代を含め6年間を過ごしたこの地で再び制作に向き合うことで、これまでの活動を見つめ直し、あらたな視点を得る機会としたいと考えています。
期間中には、美術館やギャラリーに限らず、京都市内外各所へのリサーチを重ねながら、新作の構想と既存の作品の発展に取り組みます。
また、海外でのリサーチも行いたいと考えており、海外でのリサーチでは、各地に所蔵されている日本美術の「外からの視点」での展示や解釈に触れること、また、現在の国際的なアートシーンの動向を体感することを目的とします。
そうした体験を通じて、京都のアートシーンや自身の制作を、第三者的な視点から捉え直すことができると考えています。その上で、海外における日本美術の受容と現在の表現との接続を、京都という伝統と創造が共存する場で再構築し、新たな制作につなげていきたいと考えています。
【展示会場】
anonymous studio KYOTO
【料金】
入場無料
【リサーチ・制作】
2025年7月~2026年3月
【展示】
2025年10月(第1回)(1週間程度)
12月(第2回)(同上)
2026年 3月(第3回)(同上)
京都という地の、古くから守られてきた様々な文化と、国内外の新しい文化が共存している特性を活かして、滞在制作期間中の自身の制作にも新しい視点を増やせるよう、現在の制作活動の再考や、美術館やギャラリーに限らず各所へのリサーチを経て、新作の構想、制作を行います。
事業期間中の複数回の作品展示により、京都市民に作品鑑賞の機会を提供し、作品制作と展示を行うことで京都市の文化芸術振興と市民還元に貢献したいと考えております。
本事業の実行を通じて、京都市での事業者(作家)認知度を向上させ、来年度以降も同様の展示会を企画・実行していきたいと考えております。