2024年5月15日~2025年2月28日
Water Calling Project
「Water Calling」は京都ならではの水にまつわる風景を芸術的なアプローチを通じて表現することで、水と共に生きる環境に意識を向けるプロジェクトです。
京都の地下に琵琶湖とほぼ同じ量の地下水が流れていることが科学的に証明されたのは20世紀になってからのこと。ところが千年前に平安京を作った人々はそこが水に恵まれた土地であるということをすでに知っていました。教育や情報の伝達が今のように行われていなかった時代、昔の人々はどのように水の存在を感じていたのでしょうか?
本プロジェクトは京都の水に関する研究を行う専門家と協働し、フィールドワークを通して、京都特有の自然と景観や水と人間の関わりの歴史を紐解きます。そして、見えざる水の流れを想像するために神話や伝説、絵画をはじめとした芸術の必要性を信じ、京都の水風景にゆかりの深い場所での展覧会、実際に大地を歩くイベントなどを通じて、水という視点から京都という土地と環境を考える場を作ります。
「Water Calling」プロジェクトのウェブサイト
2024年5月末~6月 フィールドワーク、教育機関とのワークショップ(実施済)
2024年秋 フィールドワーク、教育機関とのワークショップ
2025年1月 京都市内にて展覧会および関連企画 開催
千年前、京都に都を作った人々は、豊富な地下水の存在を実感し、その限りある資源の恵みに感謝し、なりわいを起こし、自然が時折もたらす太刀打ちできない力に畏怖を感じながら生きてきました。その営みの歴史には事実に即した科学だけでは説明しきれないような人間と自然との関わりが潜んでいます。そのような関係性は近代を経てどう変化してきたのでしょうか。また、私たちが生きる上で欠かすことができない水は今、どのように流れているのでしょうか。
・環境を感性で捉え、アートワークを通じて表現する
「Water Calling」はフランス人デザイナー、イザベル・ダエロンとキュレーター、永井佳子によるプロジェクトです。アートにしか表現できないこと、デザインという方法が可能にすることに注目し、水と共に生きる感覚を蘇らせることを目指します。そして市内に住む人々だけではなく、京都を訪れるすべての人々が地表の水の流れを意識し、地下を流れる水を想像し、これからの資源と環境について考えるきっかけを作りたいと考えています。
・展覧会とイベントを通じて「水」を考える場をつくる
2022年のフィールドリサーチをもとにはじまった本プロジェクトは目に見えない地下水に関する想像を掻き立てる物語を伴うアートブックを出版、2023年には京都で展覧会、イベントを行い、その後、東京、パリで巡回展を行いました。2024年はさらなるリサーチを行い、2025年1月には京都水盆のあり方をドローイングで表した展覧会を企画します。そして日本とフランス、それぞれの視点から「水」と共に生きるために、人間が実践してきた知恵と技術を共有します。
《企業の方》
金額自由にてご支援をお願いいたします。
<2024年12月末までに100万円以上のご支援をいただいた場合>
イザベル・ダエロンによる「Water Calling」マスタークラス開催。
京都の水をはじめ、水にまつわるテーマをクリエイティブな方法で捉えるための講義とワークショップを含むオンラインセッションを行います(参加人数、時期などは応相談)。
<2024年12月末までに10万円以上のご支援をいただいた場合>
ご希望の方に額装済みWater Callingポスター(A3サイズ)をお送りします。
《京都市外在住の個人の方》
金額自由にてご支援をお願いいたします。
お礼の品の受け取りを希望される方は、決済画面の備考欄に必ずご記載ください。
<2024年12月末までに10万円以上のご支援をいただいた場合>
ご希望の方に額装済みWater Callingポスター(A3サイズ)をお送りします。
<2024年12月末までに1万円以上のご支援をいただいた場合>
ご希望の方にWater Callingポストカードセットをお送りいたします。
《京都市内在住の個人の方》
お礼の品なし、金額自由にてご支援をお願いいたします。