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羅城門復活研究会 代表幹事 本田一泰
〇 京都には、世界文化遺産を始め多くの歴史建造物が多く残り、国内外の人々に京都文化・日本文化に五感を持って触れることができ、私たちに深い感動や誇り、癒やしをもたらしています。
しかしながら、1200年強の京都の歴史においては、あまたの著名な建造物が、あるいは戦火で、あるいは地震で、あるいは大風で倒れ、灰燼に帰し朽ち果て、現代にその姿をとどめていません。
その中には、地域住民に止まらず、現代においてもなお多くの人々に鮮やかに想起される「羅城門」など名高い歴史上の建造物が存在します。
〇 本事業は、現代においてなお鮮やかに想起される歴史上の建造物のイメージについて①リサーチ(調査研究)し、②シンポジウムを行い、③その成果を、現代に復活する場合のコンセプト案を付記した報告書にまとめるものです。
※ 歴史上の建造物、例えば「羅城門」は、古来、様々な文化芸術のモチーフとなり、芸術的想像力/創造力を刺激する源泉で在り続けてきました。『今昔物語』、能「羅生門」、歌舞伎「茨木」、「羅城門絵巻」(京都国立博物館所蔵)、月岡芳年画「羅城門渡辺綱鬼腕斬之図」、芥川龍之介作『羅生門』、黒澤明監督『羅生門』など、その例は枚挙に暇がなく、現代にあっても、演劇、映画、マンガ、アニメ等において、頻繁に取り上げられています。
○ リサーチに当たっては、専門家や、当該歴史的建造物がかつて所在したと思われる地域の住民等の参画を得るとともに、市民へのアンケート調査も実施します。
〇 また、シンポジウム「『歴史⽂化の記憶の地』復活の意義〜記憶が現代に紡ぎだすものとは〜」を開催し、調査研究の過程や成果を、広く市民に共有します。
<開催概要>
・⽇時:2023年12⽉23⽇(⼟)14:00〜16:30
・会場:⽴命館朱雀キャンパスホール
・開会挨拶:村井康彦(羅城⾨復活研究会会⻑)
・基調講演:⾦⽥章裕(京都学・歴彩館館⻑)
・パネルディスカッション
上杉和央(京都府⽴⼤学准教授)
濱崎加奈⼦(公益財団法⼈有斐斎弘道館代表理事)
平井俊⾏(松花堂庭園・美術館館⻑)
[司会]⾼⾒茂(京都光華⼥⼦⼤学学⻑)
※敬称略
〇 リサーチやシンポジウムの成果は、令和6年3月を目途に「報告書」として冊子にまとめます。
これにより、当該歴史的建造物を巡る、芸術的想像力/創造力を活性化させ、もって京都及び日本全体の文化芸術の振興に資するものとします。
※ 本事業では、将来的に当該歴史的建造物を復元することも視野に入れており、「報告書」では、こうした復元の可能性についてもある程度具体的に検討することとします。なお、復元の暁には、当該歴史的建造物の周辺や附帯施設において、当該歴史的建造物を題材とした文化芸術(美術の展示、演劇や芸能の公演など)の展開が想定され、この点からも、文化芸術の振興が期待されます。更に、誘客施設として経済的意義を有すると共に建築学的意義、SDGsへの貢献、地球温暖化防止の象徴としての意義を有します。
2023年8~12月 専門家会議の設置
2023年8~10月 アンケート実施
2023年12⽉23⽇ シンポジウム「『歴史⽂化の記憶の地』復活の意義〜記憶が現代に紡ぎだすものとは〜」を開催
2024年3月 報告書作成
〇 歴史文化の記憶が色濃く残る京都において、記憶の核・象徴となる歴史的建造物に光を当てることで、ゆかりの芸術や芸能の発表、継承、交流、発信の足場を創出します。
※ 本事業では、将来的に当該歴史的建造物を復元することも視野に入れています。
復元の暁には、当該歴史的建造物の周辺や附帯施設において、当該歴史的建造物を題材とした文化芸術(美術の展示、演劇や芸能の公演など)の展開が想定され、この点からも、文化芸術の振興が期待されます
〇 このことは、京都市の文化芸術振興に資するとともに、市内外との交流の機会を生み出し、歴史文化的記憶の継承者として誇りを持った市民を増加させ、都市格の向上に資することとなります。
〇 歴史的建造物を一つ選択し、来年度以降、リーディングケースとしてその復元を図り、文化芸術の振興や市民還元を促進します。
〇 その際、地元との十二分な調整を行い、デベロッパーやゼネコン、金融機関、メディアとも連携を行いつつ、民間による建設を前提とします。
また、復元する歴史文化的建造物の管理運営は、民間が責任をもって行います。
金額はお好きな額でご支援いただけます。金額に応じて以下のお礼の品をご用意しています。
(次のいずれかをお選びいただけます。)
(1)当研究会主催のシンポジウム・フォーラムプログラム等への御社名、ご芳名等の掲載(希望者のみ)
(2)当研究会主催のプレミアムイベント(著名学者との小人数セミナーカフェ等)への参加優待
寄付額50万円以上 優先案内3名(一般に先だったご案内)
寄付額25万円以上 優先案内2名(一般に先だったご案内)
寄付額1万円以上 優先案内ご本人のみ(一般に先だったご案内)
※お礼の品のご提供は2024年3月以降にご案内します。