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公立美術館のコレクション作品(収蔵作品)は通常、各館が設定した収集方針に従い、たくさんの手続きを経て収集されます。大切な税金で購入されるということ以上に、収蔵によって作品や資料を未来へつないでいく活動自体が、社会から美術館に託された責務とも捉えられ、美術館という存在のまさに根幹を担う事業ともいえます。
京都市京セラ美術館においても例にもれず、「日本文化の創造と継承の中心地である京都における近代以降の美術を展望できる総合的なコレクションを、世界的な視野に立って形成するために必要な作家の作品及び資料を計画的に継続して収集する。」等といった方針が定められており、これに従って収集された作品は、近代以降の京都の美術を中心に、現在約4,400点を数えます。なかでも明治期から昭和期の京都画壇の作品には、近代日本画を代表する名品が揃い、全国有数のコレクションとなっています。
この類まれなコレクションの魅力を通年でいつでも堪能していただくため、2020年4月の美術館リニューアル時に、南回廊1階に約1,000㎡のコレクションルームが新設されました。竹内栖鳳、上村松園など京都を代表する人気作家の名作紹介や、テーマをもうけた特集展示を通じて、京都美術の面白さをたっぷりと体感していただけます。
2024年度は【夏期】【冬期】の2回にわけて特集展示を行います。
会期:2024年7月19日~9月27日
内容:「美人画」というジャンルが形成された明治から昭和にかけて、当時の数少ない女性画家たちが同性ならではの視点で捉え描いた女性像。上村松園や伊藤小坡をはじめ、秋野不矩や梶原緋佐子など、京都画壇で活躍した女性画家の珠玉の作品を特集します。
会期:2025年1月10日~2月24日
内容:欧米の強国が日本に迫り来る明治時代、京都では、世界を驚嘆させたやきものが生まれました。万国博覧会で人気を博し、多くが海外へ輸出されたため、その存在は長らく謎に包まれていましたが、近年になってようやく国内外で紹介されるようになりました。本展では、三代清風與平を中心に、初代宮川香山、初代伊東陶山らによる明治・京都が生んだ卓越した美と技術の粋をご覧いただきます。
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