京都市動物園は、市民の皆様からの寄付金と市費を基に1903年に開園した、全国で2番目に歴史のある動物園です。開館120周年を迎えた2023年度には、年間約68万人の方々にご来園いただきました。
京都市動物園のコンセプトは、「近くて楽しい動物園」。
「近さ」には、京都市中心部からすぐという便利さと、動物と人間の距離の近さの二つの意味を。「楽しい」には、動物福祉に配慮し、動物たちが「楽しい」こと、そしてその姿を見て来園者の皆様も「楽しい」という意味を込めています。
そんな動物園を目指し、動物たちのいのちをつなぎ、いのちが輝くよう、希少種の繁殖や動物福祉の向上、野生動物の行動研究、さらには教育普及活動など、幅広く取り組んできました。
2015年度にはリニューアルオープンし、その後も少しずつ動物たちの環境整備を行ってきましたが、事業の優先度や市の行政改革等により、再整備計画が止まっていたものがありました。それが今回のプロジェクト、「類人猿舎とサル島」の再整備です。本来であれば、開園120周年に合わせて既に整備が完了していたはずのサル島と類人猿舎ですが、それが叶わず動物たちへの負担が続いている状態に……。
「類人猿舎とサル島」の再整備を再びスタートさせます。
今回のプロジェクトでは、チンパンジーやサルたちが野生本来の行動を発現できるように改良し、より良い生活環境を目指します。また、研究ラボや教育スペースも兼ね備えた施設とします。
クラウドファンディング実施期間:2024年9月13日~11月29日23:00
目標額:5,000万円
https://readyfor.jp/projects/kyotocityzoo
市民の方からいただいたご寄附によってできた京都市動物園。
今後も「皆様と一緒に作り上げた動物園」という大切な事実とともに、何よりも動物たちの暮らしを想い、運営を続けていくために、皆様のご協力をいただけましたら幸いです。
ご不明な点はこちらまでお問い合わせください。
京都市動物園総務課(電話:075-771-0210)
※ 午前9時から午後5時まで。ただし、動物園休園日を除く。